デンタルフロスの必要性について〜歯ブラシだけでは〜
左→アンワックスフロス
右→ワックスフロス
メーカー : johnson&johnson
商品名 : REACH
¥756(税込)
デンタルフロスの必要性について
歯ブラシでブラッシングしただけでは、歯と歯の間は十分みがく事が出来ず、プラーク(歯垢)や食べかすが残ってしまいます。
ムシ歯や歯周病の原因はプラークであり、好発部位は歯と歯の間です。
そこで歯と歯の間のプラークを取り除く時はデンタルフロスを使用します。
デンタルフロスとは、歯と歯の間のプラークを清掃する細い糸のことを言います。
デンタルフロスには大きく2種類あります。
糸状のロールタイプとホルダータイプです。
*糸状のロールタイプ・・・糸を切って指に巻きつけて通す。糸にも種類がありワックスがついているもの、ついていないものがあります。
ワックス付き→ワックスタイプ
ワックスなし→アン(ノー)ワックスタイプ
ワックスタイプはスムーズに歯と歯の間に通すことができ、初心者の方にもおすすめです。
アンワックスタイプはワックスがついていない分、プラークを絡め取る力がより高くなります。
デンタルフロスに慣れてきた方はアンワックスタイプでも良いかと思います。
*ホルダータイプ・・・ホルダーにフロスがついているので口の中に指が入れづらい方でもお使い頂けます。初心者の方も簡単に通すことができます。
デンタルフロスを使用すると
・歯と歯の汚れが取れる
・虫歯と歯周病予防になる
・口臭の予防になる
さらに...
デンタルフロスと歯ブラシを併用することによりプラークの除去率は9割ほどに高まります。
ちなみに歯ブラシのみだとプラークの除去率は6割程度と言われています....。
さらに重要なのは
デンタルフロスの通し方です。
ただ通してるだけではあまり効果は無いのです。
<デンタルフロスの通し方(糸状のロールタイプ)>
①デンタルフロスを手から肘くらいの長さにカットします。(30~40㎝)
②両サイドを両手の中指に巻きつけます
③中指と中指の間が15㎝になるようにします
④2㎝程度の幅をつくり両手の親指と人差し指でフロスを持ちます
⑤デンタルフロスを歯と歯の隙間にノコギリの様に通してください。
(*強く力をいれてしまうと歯肉を傷つけてしまうので注意してください)
⑥デンタルフロスを歯の側面に沿わせ、上下に数回動かしながらプラークをこすり落とします。
同じことを隣の歯の側面でも行います。
⑦デンタルフロスを片方の指から外し、ゆっくりと抜いてください。
⑧⑤~⑦を行なったら、デンタルフロスの使った箇所をずらして、他の歯と歯の隙間も行います。
このような流れでデンタルフロスを一日一回就寝前のブラッシング時に使用してみてください。
初めての方や慣れない方は鏡をみて行うことをおすすめします。使い始めは出血する箇所が軽度の歯周病であれば1~2週間で出血、フロスを入れた際の痛みが無くなります。出血、痛みが無くならない場合は中等度以上の歯周病あるいは虫歯がありプラークが取りきれない環境、またはフロスの使い方に問題がある為、歯科医院での検診が必要となります。
文章だけではなかなか分かりにくい事もあると思いますので詳しくは当院にてご指導いたします。